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go over to world's

「go over to world's」

人、人じゃない者、旅を望む者、街を駆ける人、誰かと異なる者達。
そうして者達がいる世界のお話。

​❖ ❖ ❖

人外・NL/BL/GL・R-18 ごちゃ。

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entrance

異色図書館

730

Wisteria

愛で去る花

眠り姫

ひととせの箱庭

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鉱物達の杜

カクリカクヨル

廻りめく季節

Black unknown

カシトキドキニ

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You know what?

隣人202

性情の縁

「   」

わるいこよいこ

Botanical

 ◆タビノゾムヒト

◆タビノゾムヒト

どこにもはいらないもの。何かと共通しているもの。ただあるだけのもの

+ + +
  entrance

entrance

死者が寄り道しに来るらしい。

+ + +

幽霊(ゴースト)達


隠世に居ついた幽霊達。天青色の丸い体で、もにもにと柔らかい。少しだけなら浮遊する事が可能。
「住人達の世界旅行」と「幽霊達の世界旅行」は意味が違っており、幽霊達の中には「世界旅行」や「廻葬(葬儀)」を望む者もいる。

「世界旅行」を決めた幽霊達は水葬駅から隠世を旅立って新しく生まれ変わる場所探しをする。又、消失を自ら望んだ場合はカノが保管している専用の燈中でその灯出されるまで眠りにつく。
それら二つは「廻葬(葬儀)」と呼ばれる事も。

旅立つことを決めた幽霊は鍵屋から廻りの鍵を貰い、水葬駅で駅員であるルカや住人達に見送られながら旅に出る。そして様々な世界へ渡っていくが、ただし体はなく霊体のまま。もしそこで生きる事を望んだら元の記憶は消えてその世界で生まれ変わる。その際には貰った鍵は消失する。

楽しい事が好きな者が多く、よく街でふよふよとしていたり季節や日ごとに楽しそうに集まっているのを見かける事も。
花や本等を通貨の使用や物々交換、或いは記憶等で買い物をしたり、幽霊同士で遊んでいたり、誰かと一緒に何かをしていたり。街などに家を持ち棲む者も居れば、誰かと暮らしている者、気ままに彷徨って好きな場所に留まるのも居る。記憶を使い切ると消滅し、花を食べると安らぎと満腹感を得る。食事を摂らなくても大丈夫だが、食べる事も出来る。感情が高ぶったり、想いに触れると姿がはっきりする事も。

自殺をした者や報われなかったり悲劇を迎えた者も中には多い。
基本的に精神力の高さによって大きさが左右されるらしく、身が小さいものは子供の様であるが、隠世でも場合によっては大きさが変化するようである。時々図書館で見かける帽子をかぶり髭をたくわえている幽霊は、他の小さな幽霊達から「じーちゃん」「おじいちゃん」と呼ばれているのも目にする。

実は幽霊は身体の中(核のような場所)に自身の持ち物をしまってたりする。取り出す時はもにょんと身体から出てきたりする。ちびた銀貨や些細な宝物、手に入れた「これが好き!」が詰まっている。

地面に沈んでもにょりと顔を出す遊びが小さい幽霊達の最近の流行りらしい。時折住人達にクッションにされる事も……。ひんやりしているので夏に良いかも。〝棺桶〟に入る時は「ふんすっ」となぜか得意げだ。

鍵屋 /メフィスト〈 Mephisto 〉

身長    :175㎝
一人称   :僕
年齢    :
好きなもの :面白い人間
嫌いなもの :退屈
分類    :人に近い姿をした何か
住処    :エントランス
特徴    :ミルク色の髪、赤い瞳、角
由来    :悪魔から
その他   :

放浪癖のある鍵屋さん。色々と管理している。意外と力が強い。

退屈が嫌いで、「面倒だから」と言う理由でよく「世界旅行」のついでに〝箱庭〟の管理者を探してる。気分で其処かの世界の誰かに〝鍵〟を渡すことも。渡した鍵が今何処にあるか分かる。偶に旅の途中で見つけた〝面白そうな本〟を(図書館の管理を押し付けた)知り合いの司書の所に持っていく。留守の事も多いが、時折扉を保管している〝エントランス〟や隠世に還ってくる。

何処かの世界の実験体として扱われていた研究施設から逃げ、幽世に辿りついた。ダリオンは同郷。その世界をふらふらとうろついていたところを「君が観る世界」の夫婦に拾われる。二人から呼ばれていた愛称は「メフィ」。「旅行」から帰ると霊廟に立ち寄っている事も多い。

実験体にされていた者達には名前が与えられていなく、其々の研究素体から名前がもじられている。
メフィストとダリオンに研究員達はどうしたのかと聞くと「潰した」という。

ルカ〈 Rca 〉

身長    :150㎝
一人称   :俺、生前に使っていた一人称は「僕」
年齢    :見た目だけなら小学校高学年くらい
好きなもの :誰かとお菓子を食べること
嫌いなもの :強制されること
分類    :元人間
住処    :水葬駅
特徴    :唐紅の髪、黄色い目
由来    :名前は「arca」⇒「rca」から、
名前は鍵屋が付けた。「arca」箱(棺由来から)
その他   :

駅員さん。(切符を売っているからたぶん…。)
隠世満喫しながら偶に水葬駅の棺桶で旅立つ幽霊達を見送っている。名前は本人が憶えてなかったから鍵屋が付けた。

気づいたら知らない汽車に乗って此処に居たらしく、もう自分が生きているか死んでいるかわからない。だけれど此処での暮らしは悪くない。
本人は忘れてしまっているが、始めて水葬駅に来た時に駅員は既に存在していた。ただその役割を果たす事に疲れてしまった駅員は、自分が居て良い理由が見つからずにぼうっとしていたルカに水葬駅を譲った。その後前任の駅員は消失。


ルカ自身は此処に来る前に自殺を計っている。カッターナイフで首を斬り自殺を図った後、血だまりを残して肉体ごと神隠しの様に隠世へと迷い込んだ。長い間駅や隠世内で過ごすうちに昔の事が思い出せなくなり、自分がどういう人間だったかはもう思い出せない。髪が綺麗に切れてないのは自分で適当に切っているから。後々見かねた101が代わりに切ってあげるようになる。

ウィア〈 Via 〉

身長    :168㎝
一人称   :自分
好きなもの :
嫌いなもの :
分類    :元人間
住処    :元は隠世、今は世界旅行中
特徴    :白髪、銀目
由来    :ウィア(via)はラテン語で、道・道路
その他   :


死んだ友を探す旅に出ている旅人さん。かつて隠世にいた住人で案内人をしていた。道を示す指針を持っている。彼が持つちょっと変わった鞄は鍵屋から餞別代りに貰ったらしい。コンパスは骨董屋から。

生前は軍人(軍楽隊)だった。

カノ〈 Cano 〉

身長    :
一人称   :私
好きなもの :歌、歌うこと
嫌いなもの :
分類    :人じゃない者
住処    :エントランス、隠世
特徴    :
由来    :カーノ(cano)はラテン語で、歌う・朗唱する・演奏する・予言する。
その他   :

元々まだ管理者のいなかった植物園で眠っていた歌唱人形。元いた所では楽器の区分で道具扱いだった。歌うのが得意。

眠っていたのをウィアが起こした。その後鍵屋が引き取りエントランスの雑務や副管理を任せている。図書館やカウンターでじっとしていることがあり、普通の人形と間違われることも。
旅好きで面倒くさがりな鍵屋に変わり、エントランスで色々と隠世の事務仕事を中心に立って処理している。

第一チュー隊


悪さをするゴーストが居ないか、駅や街を見回っている鼠達。悪い横暴者は青い灯で黒い消し炭にする。マネの事を「先生」と呼ぶ。三人揃ってキス魔。此処に来る要因になった「黒い病」の恐怖に感染し、隠世に来て間もない頃にふーがしたキスや温もりが恐怖を和らげてくれたから。

ひーちゃん :俺 軍帽をかぶった鼠。一番背が小さいがそれを言うと不機嫌になる。
ふーちゃん :僕 寝ていることが多い。寝起きが悪く、ちゅーしないとなかなか起きない。
みーちゃん :私 三人の中では背が高く、髪も長い。ひーが怒った時になだめる役になることも。

  異色図書館

異色図書館

なぜかたくさんの鏡が置いてある図書館。

訪れてくるのは人だけではない。

+ + +

本屋 /ダリオン〈 Dalion 〉

身長    :182㎝
一人称   :俺
年齢    :
好きなもの :本、本の整理、寝ること
嫌いなもの :無駄に忙しいこと、喧しい人間
分類    :人に近い姿をした何か
住処    :異色図書館
特徴    :ベージュ髪、赤紫の瞳、ほくろ
由来    :悪魔から
その他   :

図書館司書。隠世内にある図書館兼本屋の管理人(鍵屋に押し付けられた)。
図書館の管理は、本もあるし面白そうなのも居るから退屈しないだろし「まぁいいか」という事で引き受けた。鍵屋とは同郷。気に入った本があれば対価さえ払えば売ってくれる。

別に睡眠をとる必要は無いがよく居眠りしている姿を見かける。よく居眠りしてさぼっている様にも見えるが本の整理をするのは割と好き。食べ物も食べなくても平気だが、101にチョコを貰ったのがきっかけで(両方)気に入った。面白半分で言葉を発言していくから偶に629に警戒される。それをまた面白がる。


異色図書館自体が別の世界でも繋がる事があるらしく、時々で姿が違うらしい。

「小さな助手」が一人居て、時折迷い込んでくるある女学生(昼寝の邪魔)の相手を任せている。

  730

730

隠世の植物園の管理をしている花屋さん。

「世界旅行」をしながらいろんな植物を採取したり、時折「本」を見つけてくる。

+ + +
+ + +

101〈 Toua 〉 /花屋

 

身長    :160cm

型     :EL-101

製造日   :10/1

一人称   :ボク

年齢    :見た目だけなら中学生くらい

好きなもの :チョコレート、暖かい場所

嫌いなもの :煩い人達、自称カミサマ達

分類    :人に近い姿をした何か

住処    :植物園

特徴    :黒と白のハーフ髪、赤い瞳

由来    :製造日からの数字

その他   :

トウアとかトーアとかトアとか呼ばれてる。ある事がきっかけで隠世に来て、植物園の管理を任された。

割りと好奇心旺盛で、見た事がが無いものがあると向かって行こうとするのをよく629に止められる。此処に来た頃はよく理解していなかったが、今は割と「世界旅行」を楽しんでる。あるお菓子屋でチョコレートを食べて以来お気に入りになった。よくルカと一緒に遊んでいる。629とは血はつながっていないが家族。人じゃないよ。

大体の呼ばれ方(本来の発音は〝トア〟が近いらしい)

629:トーア、トア

ルカ:トウア

藤・朽名:トウア

鍵屋:トーア、トア

本屋:トーア、トア

629〈 Mutuki 〉 /花屋

 

身長    :183cm
型     :A-629
製造日   :6/29
一人称   :俺
年齢    :見た目だけなら30代くらい
好きなもの :静かな場所、小動物
嫌いなもの :酒(臭いが苦手)、自称カミサマ達
分類    :人に近い姿をした何か
住処    :植物園
特徴    :色の薄いブロンド髪、藍眼
由来    :製造日からの数字
その他   :

読み方は「ムツキ」
101からは「むつ」と呼ばれており、周りにもムツキと呼ばれることが多い。ある事がきっかけで隠世に来て、植物園の管理を任された。

握力が強い。此処に来る前は同居人は居たものの、普段は一人でいる事が多かった。その為、101を迎えると分かった時は自分に新しく〝家族〟が出来ると期待していた。その後偶々現れた鍵屋の提案で〝旅行〟をする事にした。保護者的な立ち位置に居る事が多いが、冷静でしっかり者そうに見えて意外とマイペースで少し天然な所がある。朝起きるのが苦手。101とは血はつながっていないが家族。人じゃないよ。

  Wisteria

Wisteria

「キミトコトナルヒト」の世界から移ってきた蛇と修繕屋。

​「決して離れない」

 

※含まれる要素:BL・人外×人(異類婚姻譚)・異種姦、R-18

+ + +

● 大まかな「Wisteria」時系列

 

【 隠世前 】

一年目夏

 はじまり始まりと誰かが言った     :                        :出合い

 はじまり始まりと(後半)       :出会った翌日                  :

 背の向こうに見る景色(中盤)     :出会った翌日(はじまり始まりの後半の後)    :

 境                  :あれから数日                  :

 星合(中盤)             :来たばかりの頃(1週間過ぎくらい)・そろそろ秋  :藤が願った死が遠のいた

 微熱                 :出会ってから数週                :

 秋、楽しく笑う(出だし)       :出会ってから数週                :

 心折                 :秋はすぐそこ                  :

 

一年目秋

 秋、楽しく笑う            :秋半ば                     :

 お風呂                :秋の終わりかけ                 :

 夢現れた人              :秋の終わりかけ                 :

 

一年目冬

 風邪(出だし)            :冬の始め                    :

 熱発                 :冬が来て数週間                 :

 仕返し                :冬最中                     :

 風邪                 :冬最中                     :

 

一年目春

 春眠                 :清明、開花前、桜咲く              :子猫を拾う

 桜雲と春爛漫             :桜の雨、里親が見つかってから三日後程      :

 夏隣り                :春も終盤                    :

 

二年目秋

 とある日の人日            :秋の半ば                    :

 ゆびきり(前半)           :「とある日の人々(前半)」の翌日        :

 

三年目冬

 背守る面影              :冬に入ってすぐの頃               :背守りと宝箱

 ようこそ隠世へ            :もうすぐ年の瀬                 :藤が子供を意識する

                                              神社を出て隠世へ

 目が覚めたら             :もうすぐ年の瀬、「ようこそ隠世へ」の間     :

 

【 土地神を辞める 】

 if1                  :神社を出て少しした後              :「もしもの話1」

 Talking with the moon        :神社を出て少しした後の、またその後の話     :「もしもの話1」

 if2                  :蔵の中の出来事からとても長い時間が経た後    :「もしもの話2」

 

【 隠世 】 ※隠世は時間が曖昧な場所なので主に順序。

 驚き芽吹く              :隠世に来た日

 ゆびきり(後半)           :「驚き芽吹く」の茶碗が直った後の片づけの続き中

 反れた瞳               :「ゆびきり(後半)」の朽名が戻って来た後。

                     関係性が変化した事で藤の相手への意識の仕方が変わる。

 身もない話1              :片づけ終わり

 外へ出るのが……?          :藤が外に自分独りでいる事が怖いと気づく、トウアに初めて会う

 神社                 :

 横取り                :依頼を受け始める

 蛙飛び込む              :ルカに初めて会う

 殻落ちる音              :

 隠恋慕                :蛇が自身の中にある強い独占欲に気づき始める

 居眠り                :

 メイドさん              :おまけ的な話

 そんなに恥ずかしい?         :

 細氷辿る               :

 三すくみ               :

 微睡む花の歌             :
 頬染める予報前線           :

 I will never let you go.         :「はじまり始まりと誰かが言った」の冒頭もこの時

 寝ぼけ眼と蛇の苦悶          :藤が素直になる練習を始める

                     蛇が自身の中にある強い独占欲を自覚する・子について考える

 夢、現                :時系列色々

 身もない話2              :おまけ的な話、鏡が置かれた事でとある事が気になりだした藤

 春の陽、遠い日の思い出        :子猫に再会する

 蒼に賑わう祭囃子           :再び藤が子供を意識する

 漂う氷菓子の海            :

 星合                 :

 背の向こうに見る景色(序盤と終盤)  :

【 子ができた後 】
                    :

蔦藤神社

境内
・表門       :
 社号標   
   :
 掲示板      :
 お手洗い     :
 関守石      :

・中門       :
 手水舎      :
 参集所      :

・鳥居       :色々とあって隠世で少なくなっていた鳥居。

           今では段々と増え街中でも見かける。蔦藤神社の鳥居は白色。
 参道       :
 狛へび      :「あ」「うん」とちょこんと可愛らしく佇んでいる二匹の蛇。

           元に居た世界に居る二匹を想って。
 精霊の樹(藤の樹):大きな白霊の木(葉は少し赤味のあるとても薄い黄色)に絡まる藤の木。
 藤棚       :当初は丸い大きな掛け椅子は棚下に無かったのだが、藤がぼそりと「この下で寝そべっ
てみたな……」

           と言ったが為にいつの間にか朽名が用意したもの。呟きを聞かれていたとは露にも知らない藤はとて

           喜び時折ここで花を見ながら休憩している。
 植物       :藤・桜・銀杏・紫陽花等々。
 拝殿       :
 物置、水場    :
 神座(かみくら) :寄り所の付近の桜の下にある野外
敷き座。当初は集まって宴をしていた場所だが、その内に舞や踊り

           や神楽をしたい者達も其処を借りて披露する場になった。宴も舞も気楽なものが多く、他人を害せず楽

           しくやるならよしと蔦藤神社の当の神が言うのだからよいのだろう。
 屋台       :偶に境内で開かれる売り歩きや出店。場所を借りたいもの達が藤達に申し出て借りている。甘いものが

           好きな藤は時々掃除や休憩の合間に甘酒や飴を貰ったりしている。こっそり飴細工師に「何処か誰かに

           似た白い蛇」を作って貰ったのは内緒である。

・寄り所(よりしょ):子が出来てから新しく建てられた。
 社務所      :主にシロと蓮華が居る事が多く(時々ユキ)、「事務仕事や修繕、調合依頼・薬の処方等の受け付け」

​           もしている。二階は物置と蓮華の手芸試作室になっている。
 薬室       :ユキの調合室。カタバミからの処方箋や薬調合の依頼を受けてこの調合室で作る。
 診療所      :カタバミの診療所。

・鎮守の杜

住居
・母屋       :
 玄関       :

 書架       :藤も元より読書が好きで前世界から持ってきた物と共に読んだ本を置いていた場所だったが、楓が本好

           きになりまた更に本が増えた。さて置き場をどうするかと考えた結果、シロとアカに書架​室の地下にま

​           新しい書架を作って貰った。今では楓のお気に入りの場所。
 物置       :
 脱衣所、風呂場  :

 厨        :
 お勝手      :
 土間       :

 洗濯場、陽所   :外に洗濯物を干す事が多かった藤だが、子が増えて作業量が増えたり洗濯の量も増え、力で綺麗にする

           ことも出来るが依頼を受けたりもするし洗濯の量もあるしそもそも洗濯を始めとした家事の時間が好き

           なので、洗濯場近くに陽がよく当たる屋内陽所(ひしょ)を建てた。後にその場所は桜によって「みに

           植物園」化を果たす。
 縁側       :
 広間       :
 居間       :
 寝室       :

・作業所、保管所  :依頼品の保管や修繕作業をする離れ。

・庭        :
 藤の庭      :

 畑        :
 小さな薬草園   :藤が育てている横に場所を借りた、ユキが育てている薬草園。
 小さな工房    :建築や工作が好きなアカと工芸作りが好きなシロの作業場。
​アカは山を駆けているか幽玄街(職人街)

​           に赴いている事もあるので留守にしている事も多々。
 物置       :
 小さな池     :蛍が寄り道する。
 裏門、裏道    :

 

花言葉

藤  :「決して離れない」「歓迎」「優しさ」「恋に酔う」

梔子 :「とても幸せです」「優雅」「洗練」「喜びを運ぶ」

椿  :赤・「控えめな美徳」  白・「理想の愛」「最高の愛らしさ」
紫片喰:「輝く心」「決してあなたを捨てません」「あなたと過ごしたい」「物思う」
蓮華 :「心が和らぐ」「私の幸せ」「感化」「あなたに会うと私の苦しみは消える」
雪柳 :「愛らしさ」「気まま」「殊勝」
桜  :「優れた美人」「純潔」「精神美」「淡泊」
楓  :「大切な思い出」「美しい変化」「遠慮」

竜胆 :「悲しんでいるあなたを愛する」「正義」「誠実」
萩  :「思案」「内気」「思い」「物思い」「内気な愛情」「柔軟な精神」
槐  :「幸福」「上品」
菊  :「高貴」「高潔」
芒  :「活力」「勢い」「生命力」「心が通じる」

藤〈 Fuji 〉 /修繕屋

 

身長    :165㎝・145㎝(朽名のところに来た頃)

一人称   :俺

年齢    :16(隠世に来た頃)・14(朽名の所に来た頃)

       藤自身も誕生日が分からないので何方もおおよその年齢。

好きなもの :朽名、蛇、花、お風呂、甘いもの

嫌いなもの :朽名がいないこと・外に一人で居ること・凄く辛い食べ物

分類    :元人間

住処    :蔦藤神社

特徴    :水色の髪、水色の瞳、褐色(幼少:黒髪、黒い瞳、白色肌)

由来    :藤の花から(花言葉:「決して離れない」「歓迎」「優しさ」「恋に酔う」)

その他   :

たぶんもう人じゃない人。
最初は朽名の贄として贈られた。逃げても行く場所もないし、自分を捨てた人達の元へ戻るくらいならと食べられてしまう事を選ぶ。付けられていた足枷は朽名によって鉄塊と鈴になった。その後は村里の人々に見つからない様に神社から先の外へは出た事が無い。
ある事がきっかけで二人でコトヒト世界から隠世(タビヒト)ヘと移り棲む。神様と番になり、此方に来る前とは姿も性質も変わって両性だが女性器は普段閉じている。

おおらかで優しく、様々な経験に乏しいからか恥ずかしがる場面も多い。
経験からか一人で家の外に居るのが怖くて何となく落ち着かない為、此方に来てからは外では白い蛇と一緒に居る事が多い。ただそのせいか、神社の神様は藤だと勘違いされることが稀にある。

今は朽名と共に蔦藤神社の管理をしている。何かを直すのが得意。正し怪我や病気は治せない。朽名は元の形に「修復」する。藤は形を「修繕」し、後に新しい形に変えられようになる。
左利き寄りの両利き。お酒は弱く、酔いがさめた時に酔っていた時の事を覚えているタイプ。ぴちっとしたりしめつけが強い服装よりはゆったりとしたもの方が割と好き。なので寝る時も着込むより生地が薄いものや素肌の方が好きだったりする。〝かくれんぼ〟以降、爪化粧を朽名が藤にするようになる。自分から進んでおしゃれはしないが、身支度や身はしっかり整えている。現在の藤の髪は朽名が切る事が多い。前髪くらいなら自分で切る。

余程でなければ大抵は苦手でも食べようとするけれど、辛いもの(ピリ辛は平気)は結構苦手。あまり辛いと珍しく朽名に任せたりもして、それを喜々とした引き受ける蛇が見れたりする(こっちは辛いもの大丈夫)。偶に凄い辛いシシトウにあたって「ぴゃっ!」ってなってたりする。

 

平均男性よりは細身。 幼少時に環境が悪かった為に身体の成長も遅かったが、 朽名の元へ来てからは食事も睡眠もまともに取れるようになったので 少し遅いながらも何とかここまで身体が成長した。産まれた日付けが分からないので正確な年齢が分からない。

藤も朽名も誕生日というものを意識した事が無いので自身がどの日に生まれたかなどは知らない。
時間が曖昧な隠世に移ったので更に年齢があてにならなくなった(精神年齢や生きた年数が表面的な姿では判断できない者も多い上に、人だろうがそれ以外だろうが自由に姿を変えるの奴も多い。ただ、精神成長で見た目に変化が現れる者も居たりする)。おおよそ14歳時点145㎝から、やっとのびのび成長出来ておおよそ16歳(隠世に移る直前)の165㎝まで伸びる事が出来たというのは成長痛等は大丈夫だったのか気になる(翻訳:話書いてみたいな……)(蛇居るから平気やろ)。書きもの「Wisteria」の「ゆびきり」の話で「今まで治してもらってたから」の大半は少し遅めに来た成長痛が多そう(いや、やらかしも多いのかも?)。藤の声変わりはいつだろ?「なんか、声が変……」って朽名に聞きに行ったのだろうか。でももしかしたら隠世来た今も藤は高めの声かも知れない。大きく変化はしていないかも。

【本編に収めきれない部分も含めた補足】

里の名家の生まれだったが、3か4つくらいのまだ物を覚えるか覚えないか程の幼い頃に両親が亡くなる。

父方の弟夫婦に両親は殺されていたが、幼い藤にそれは教えられないまま家を取られ行き場のない藤を引き取ったのだと教えていた。育てる気が無い弟夫婦は使用人に押し付け、自らは育てようとはしなかった。両親が健在の頃から勤めている使用人の一人であり、5つくらいまで世話をしたり食事を用意したりと藤の相手をしてくれていた女性が居たが、遠くの実家に居る母親が病に罹ってしまい帰る為に仕事を辞めざるをおえず、幼すぎて顔を鮮明には覚えていないが別れ際に抱きしめてくれた事がある。それを見ていた弟夫婦は暫くすると過度に関わるなと使用人達に弟夫婦は圧を掛けた。この時の使用人は長年勤めていた初老の男一人になってしまった。時折隙を見ては軽食を置いたり、伸びた藤の髪を切っていたのはこの使用人。

初老の男は藤が真新しい食物に手をつけていたりしても黙っていてくれたが、弟夫婦がそれを知った以降は遠慮をする藤に時折隙を見てはおにぎり等を置くようにしたり、藤が着れそうなものがないかと折りを見ては探していた。あまり大きな行動に出ると藤の立場が更に追いやられるのを知っていたので中々に歯痒く思っていた。背縫いのされた幼児服が入っている箱の在処を文字を教えていた男に教えたり、朽名がこの家を訪れた時に会ったのもこの人。

藤が6つかつ7つ位の頃は新しく入った男が文字を教えてくれてはいたが、半年の短い期間で雇いを切られている。関わらない様にと主人達には言われていたが厨でそっと食べるものを探している藤が幼いうちに亡くなった弟と重なり、何かできないだろうかと声を掛けてしまった。文字を教わっているのが知られたのは、弟夫婦の子供が偶々二人の様子を見かけて自分もと両親に強請ったのが始まりだった。夫婦は藤が知識を得るのを疎み、藤の相手をする者達を職から降ろす。藤は更に放置され、その後もまともな扱いは受けられなかった。
二階の物置を自身の部屋代わりにしており、窓から人が行き交う様子を見ていたり時々そこから弟夫婦やその子供の様子が覗くと、僅かに浮かぶ「両親の面影を探し」をしていた。その時に箱を見つけた事がある。

14歳を迎えた年、贄に行く事が決まったと告げられる。
当初は厄介払いや負担を減らす事を目論み、元々の家主夫婦の子である藤を疎んでいた弟夫婦が藤を娼館に売る事を考えていたが、強風や長雨が続き災害にも近い嵐で里が荒れ、忘れかけていた「再生の神」に作物等と共に贄を出す事が人間達の中で決まっては渡りに船と夫婦が自分達の家から人を出す事を名乗り出た。その後に日数が進み、藤は自身の部屋代わりにしていた物置で両親や元は家が自分達のものだった痕跡を見つけるが問いただす事なんて出来なかった。

里の多くは前の家主は事故に会い、その役を正当に弟夫婦が継いだと認識してる。弟夫婦は藤の存在を隠しながら外面を良くしていたため、藤自身が家の中でどういった生活をしていたのかを知らない者も多い。両親の健在時、藤がとても幼い頃に1、2度外へ出たのを少数が見かけているだけなので、里の者の中には藤の存在を知らなかった者や存在を忘れてしまってい者が多い。
藤を知っていたのは勤めている使用人や当日贄贈りに関わった者や里の一部の者達。藤の扱いを耳にしたとしても弟夫婦を嫉んだ誰かが吐いた嘘だろうと信じる者も無く、弟夫婦が藤自身が贄として名乗り出たと話を流布してしまっている。

藤が贄に出た後、藤の話を口にしたがるものは少なかった。「贄はどうしたんですか?」と聞いてくる者も居た事があったが、朽名は里の者に「食べた」とだけ伝えていた。

だがふとした時、里の外れで藤に文字を教えていた者とその妻に出会う。以降その夫婦にだけ今の藤の様子を教えたり、時には藤へと何かを持たされる事もあった。藤が拾った白猫の里親になった人物でもある。

朽名が〝食べず〟そのまま帰して死を逸らす事が無かったら、恐らく死を追い続けて何処かの段階で命を立っていたかもしれない。
夢関連の話然り、冷たかったや温かった等の「ぼんやりともの」を感じるものの、贄として来る以降の藤が見た夢を忘れる事が多かったのは幼い頃から見る夢が良いものではない事が多く、同じく幼い時から深く思い出そうとする事が少なくなっていった為に忘れる癖がついてしまった。

「言い争いとか喧嘩をしないのか?」
たぶん藤がばかばかと一方的に責めて、なんで怒んないんだよってなって、朽名は満面の笑みだと思う。子供が拗ねたり負けず嫌い出したりむくれるみたいな藤で、喧嘩にまでいかない。

半泣き、涙目で寄り添い胸元をばかばかぺちぺち。「(……いいな)うんうん」「(なんで怒んないのっ)ぷすーっ」。

 

みたいな。そして藤は蛇が怒らない(かみしめている)理由が分かってない。

 

もし仮に藤が朽名に「もう頼らない」と言うと世界の終りみたいな顔で固まる。
藤が朽名に対して本気で怒る事が無いけど、もしあるとしたら朽名が自分自身を蔑ろにしだしたら怒るかもしれない。逆もしかり。藤は怒る事が無いのではなく、もし朽名や大事なものを傷つけるのが居れば本気で怒ると思う。
自身に悪意や害が向いた時等に、怒るという回路が自身に繋がっていないか繋がりづらくなっている。自身に暴力や害をなしてくるのは幼少の頃からの経験で、怒る対象というよりか恐怖の対象に繋がり易くなっているのかもしれない。あと過ごしてきた経験的に怒り慣れていない。

あまりにも構い倒し過ぎたり(大抵朽名側がブレーキ掛けてる)、藤の羞恥を煽りすぎて恥ずかしさに沈められ過ぎたらむすっとしたり呆れたりと、何だったら「布団に籠って山をつくる」とかもしてたけど、結局朽名に押し負けたり我慢できずにほしくなる(ほしくがるようになった)。
そして本編終盤の「瞳に含まれていたもの」から始まり、恐らく心の底から怒る事をする大抵の相手は朽名なのではなかろうかと。

藤の方が朽名より治すのは時間が掛かり、体力も消耗する。
物に関しては「元の状態に再生させられる」。修繕が出来るし、藤がつけていた枷を生成前の金属の塊と鈴に戻したように、物の「最初の形」或いは「その段階」まで戻せる。
時を戻したのではなく、現在の事象に「前の状態になった」という「続き」を作った。なので朽名も藤も「時間を戻す」力を持っている分けではない。
「再生」の力を藤は同じく使えていたが、後にその物の性質に沿って「新しく生まれ変わらせる(再生させる)」様にもなった。例えば元より枷でもあった金属の塊は「相手にはめるもの」として指輪になったように。

朽名は生きものの身体の痛みや怪我・病に穢れは治せるが疲労は治せないので、藤が疲れを見せていたらしっかり休ませるし、何なら隅から隅まで面倒を見ようとする。「何」とは言わないが相手のペースについてこれるかは藤の体力に寄ってくる。

隠世前の回数は自体隠世に来た後よりは少ない(隙があれば触れ合っていたので特段少ない分けでもない)。一度の触れ合いの方が多く最後までするのが一回あるかないかだった隠世前。
番う前の人の身は中々体力が持たなかった(しかも元より藤は体力が少ない)。それが契る事で更に増えた(身体が相手に「合うように」成った)。一夜のうちの回数を増やしても段々と身体が相手に追いつくようになる。

「良い風にいえば基本、言ってしまえば代り映えの無く一定」の〝何時もみたいな〟が多かった(朽名がなるべくタガを外さない様にしてたのもある)中で、「夏隣、君の隣で」のような「何時もと違う」戯れがあまり経験がなかった藤。〝何時もみたいな〟の内容が主に番ってから変化した。

一人えっちにがて藤(ぼそり)。じっと見られると気恥ずかしさと共にむずむずとしてくる(そして触れたくなってくる)。番う前の関係は贄としてだったのが、番ってから親密な関係性に変わった上に経験が乏しいから何だか変な感じがするし前までと違った感じがするし気恥ずかしさを感じるしでどうしていいか分からなくなる。そして我慢する事が当たり前になっている上に、甘えるのを恐れているので中々「素直に甘える」が表に出てこない。だがそれもまずは練習から始めようと本人は決めたらしい。

朽名〈 Kutina 〉

 

身長    :180㎝(人のような姿の時。蛇の時は自在に大きさを変えられる。)

一人称   :私

年齢    :藤同様、自身の誕生まれた日を知らないので正確な年齢は分からない。

好きなもの :藤、藤の花、人肌(生暖かい場所)

嫌いなもの :藤がいないこと、寒い場所と極端に暑い場所、片付け

分類    :人じゃない者

住処    :蔦藤神社

特徴    :光悦茶の髪、朱色の瞳

由来    :クチナワと梔子からのもじり

      (花言葉:「とても幸せです」「優雅」「洗練」「喜びを運ぶ」)

その他   :梔子は「天国に咲く花」だという言い伝えもあるらしい。

土砂崩れから目の赤い白い蛇が這い出てきたことで始まった信仰。蔦藤神社の神様。

里へ帰れと諭しても帰りたがらない藤に、出会った当初は「まぁ話しが出来るなら暇つぶしにはなるか。直ぐ逃げるだろうし」ぐらいの面持ちだった。願い続ける上に直ぐにいなくなる人間達に嫌気がさして人里から離れていたが、藤が来てからは再び里へ下りるようになった。
寛ぐ時は大抵蛇の姿だが、神社の管理をする時や神様として力を使いに行く時等は人の姿になって村に出ていた。

隠世に来る時に髪を切り、切った髪は元いた場所に残し蛇になって四方に散っていった。蛇の姿は大きさが変える事ができ、透過と実体化とで体を切りかられる。隠世に来てからは基本的に藤に寄り添ってる。此方に来てからは普段は蛇型8割、人型2割くらいで過ごしていおり、正直蛇の姿で過ごす方が楽。ちなみに蛇の時の方が耳がいい。そして朽名が蛇の姿から人へ戻る時は数舜髪が白色になり、人時に最後に着ていた服になる。

基本的にはさっぱりしていて些細な事にこだわらず常識的だが、藤が絡むと嫉妬深くなる一面もある。(藤に対して)すけべ。藤に沢山甘えられたいし、情事に「表情《かお》が見たい、されるよりしたい、自分で触れたい」派。

片付けが苦手なので、ほっとくと部屋が物で散らかる(それを藤が片づける)。自身の為というより藤の為に動くと片付けもやるにはやるので単純に興味が向かないのかもしれない。

鍵屋とは飲み仲間。お酒はよく飲むが、酒豪と言う程特別強い分けでも無い。

美味しそうなお菓子とか藤が喜びそうなものを見つけた時、当初は藤の分だけ買ってたけど朽名が食べてないのを見て自分の分を差し出してくるのに気づいて、二人分買うようになってから藤と一緒に食べるようになった。藤の料理を食べ、味を知ったり共に過ごした事で料理の仕方を覚えた。子が出来るまでは藤にしか作っていなかったので味の好みが藤に寄っている。子が生まれる事で人数が増えて作る量も増えたので、藤が厨に立つとこれは好機とばかりに手伝いたがるし、藤と共に並んで料理するのが楽しくて仕方ない。

煙管はかつての友人から渡された物。

朽名が吸っているのは現実現代日本の煙草とは違う物なので、今の様なの紙巻き煙草を渡したら眉を顰めそう。多分あまり好まないと思う(臭いって言いそう)。

現実現代日本には無い葉花植物等を煙草にしており、主に香りや物によっては薬の効果もあるものも。又、漂う煙が効果を持つものもある。基本的には身体への害のない種類が多いが、稀に通常の人間が吸うのは避けた方がよい煙草もある。

朽名は暇つぶしや香りを楽しむ為や口寂しい時に吸っていたが、藤と過ごすうちに煙管の存在を忘れていった。後に二人の子が箱に入った煙管を見つけて吸わないのかと聞かれるが、「お前達が居るからもう必要ない(もの寂しさを感じなくなったから)」と言う。

境を張る為に朽名が出す小さな蛇は「朽名の欠片」みたいなもの。元は朽名の霊力からつくられている。朽名断片ではあるが、朽名自身ではない。この小さな蛇は長期間朽名から離れて独自に活動を続けて学んでいくと自立した姿を持てるようになる。例を挙げるならカガチとクチナワの二人。

【本編に収めきれない部分も含めた補足】

「I will never let you go.」の花咲く傘は、鍵屋が引っ越し祝い的な意味も含めて持ってきた。他にも色んな種類の花咲く傘があるが、持ってきた藤が咲くこの傘には蔦藤神社の紋が入っている。

朽名は生きものの身体の痛みや怪我・病に穢れは治せるが疲労は治せないので、藤が疲れを見せていたらしっかり休ませるし、何なら隅から隅まで面倒を見ようとする。「何」とは言わないが相手のペースについてこれるかは藤の体力に寄ってくる。

目に見えて分かり易い怪我や汚れや壊れている物は得意だが、病のような内の中に潜んでいたりする「一見分かりづらい」分野は前者に比べたら得意ではない。とはいえ別に出来ない分けではないので難なくこなしている事が多い。
「身もない話2」で藤の胸が云たらと成って居る時に、「あまり気になるのならば私が力を使っても良いが……膨らんでいるかも分からんな。今後はしかと確認しておこう」と言っていたのは「治せるのかどうか」を迷っていた所もある(勿論この蛇は下心もある)。
ちなみ力を使うものに触れていればいいだけなので、舐めたり性的な事をする必要は全くない。藤に対してだけである。

「反れた瞳」の時に藤を抱きしめたのは、「ゆびきり」であったように朽名に対して今まで恋情を表に出したり意識してこなかったり「贄だから」で完結していた事が、「贄から番」という明確な関係性に変わった事で藤が自分を意識し始めたのを改めて実感してとても嬉しかったから。

割と記憶力が良いが為に「そんな事早く忘れてよ(身悶え)」と藤がなってしまう事がある。

竜胆〈 Rindou 〉 /薬種問屋

 

身長    :185㎝
一人称   :俺
年齢    :
好きなもの :山、池、蓮
嫌いなもの :蛇
分類    :人じゃない者
住処    :廃寺
特徴    :毛が束になったようにまとまった髪。がたいがよい。
由来    :竜胆の花から(花言葉:「悲しんでいるあなたを愛する」「正義」「誠実」)
その他   :

お堂の蛙。大蝦蟇。ドレッドヘアのが体の良いあんちゃん。
薬種問屋をしており、薬の材料を仕入れたり、度々槐の暴走を止める。

槐〈 Enju 〉 /エンジュ /薬師

 

身長    :170㎝
一人称   :私
年齢    :
好きなもの :家、湿った場所、かわいいもの、お茶
嫌いなもの :頭の固い者、塩
分類    :人じゃない者
住処    :農業地帯にある自身の屋敷
特徴    :見た目は髪長い女性。両性。
由来    :槐の花から(花言葉:「幸福」「上品」)
その他   :槐は薬にも使われる。薬にも使われる。

       薬効は「止血、動脈硬化予防」。薬用部位は「つぼみ、葉、実」

薬師をしている蛞蝓。
一見女性にみえるが蛞蝓なので雌雄同体である。振る舞いは女性的。可愛い子が好き。
時折暴走しかけるのをよく竜胆に止められる。朽名を苦い顔にさせられる数少ない人物(危険判定されて藤に近づけない様にされている)。

翁〈 Okina 〉

 

藤達に祠と石像の修繕の依頼をしてきた者。正体は別世界の古い神様。
隠世に棲んでいる分けではなく、祠とその前にある夫婦の石像を入口として隠世に訪れている。
朽名達に「子孫繁栄」を祈った。時折狗子童子が遊びに来る。

狗子童子〈 Inukodouzi

古い犬張子が隠世に来て付喪神になった姿。
とある日に藤を隠してしまった事がある。それ以来反省してちゃんと声を掛けてから相手を遊びに誘うようになった。安産祈願や子供の健康を祈願したお守りでもある犬張子を藤へと手渡す。翁の元へ遊びにも行くし、そして蔦藤神社へも遊びに来る。お団子や御餅が好き。

斑〈 Madara 〉 /マダラ

とある日に藤が境内で発見した脱皮不全の蛇。それ以降脱皮中でもそうでなくとも尋ねに来るようになった。
大人びた少し特徴的な口調とは裏腹に下心は隠さない。だから余計にむんずと掴まれては外に出されそうになる。ただそうではあるが一応会話はする。へび同士気が合う部分もあるのだろうか?だが後に、朽名はユキにまで「来たら藤に触れる前に掴め」と言っているのでその対応は健在らしい。
蔦藤神社へ訪れた時の恒例行事の様になっているらしい。ちなみに藤は見かけると桶を持ってくるようになった。

モデルの蛇はシロマダラ。ちなみに朽名はアルビノ種のアオダイショウ(岩國の白蛇)がモデル。
シロマダラは幻の蛇と言われているが、個体数がというより単に夜行性で中々目にかかる事が無いからという説もあるらしい。真偽は当人たちに聞くしかないが、人の道理など他生物からしたら雀の涙にもならないかもしれない。

  眠り姫

眠り姫

靴屋と葬儀屋。

+ + +

ソムヌス〈 Somnum 〉 /葬儀屋

 

身長    :144㎝(通常時)
一人称   :ぼく
年齢    :
好きなもの :マネ、ノックス、眠ること
嫌いなもの :生きていた頃
分類    :元人間
住処    :アケルウス街にある靴屋
特徴    :銀色の髪、黒い瞳
由来    :名前はラテン語で眠り・睡眠を意味する。
その他   :


小さな箱(棺)で眠るのが好きで、体の大きさを変えられる。ノックスが営む靴屋で居候。寝癖がつきやすい。

マネ〈 Mane 〉

 

身長    :手のひらに乗るサイズ
一人称   :きゅっ(生前は私)
年齢    :
好きなもの :ソムヌス、生徒達
嫌いなもの :黒い病
分類    :元人間
住処    :アケルウス街にある靴屋
特徴    :
由来    :名前はラテン語でマーネ:mane(朝・午前)か
ら。
その他   :


ソムヌスと一緒にいる白い鼠。ここに来る前は教師をしていた。怒るともこもこしだす。

  ひととせの箱庭

ひととせの箱庭

狼と浮遊者。
漂流者は何を想う?

+ + +

燈ノ明彦《あきひこ》/●●

 

身長    :
一人称   :
年齢    :
好きなもの :
嫌いなもの :
分類    :人ではないらしい?
住処    :ひととせの箱庭
特徴    :
由来    :
その他   :

縁彦とは兄弟で兄。元々は崩れる前の幽世に縁彦と共に棲んでいた。気符師でひととせの箱庭の主。
元々主神であるマカミさんから双子の狼を預かりながらひととせの箱庭にある縁ノ庭の管理もしている。

おっとりとした性格が過ぎて偶に弟から心配される。
家の事は主に使役の狼と双子の狼達に任せ、自身は気符を制作している事が多々。ただ家のひととせの箱庭の入口や庭にある燈を灯すのを習慣にしているので、夕刻に公開している庭の燈付近でその姿を見かけられる事も多い。

人と狼の子。人の世に置いておくと狩られてしまう可能性が出てしまったので幼い頃に両親が隠世に移ったマカミさんに預けた。亜人のような人に獣の要素が入る姿にはならない。狼化する時は完全な狼の姿に。

燈ノ縁彦《むねひこ》/〇●

 

身長    :
一人称   :
年齢    :
好きなもの :
嫌いなもの :
分類    :人ではないらしい?
住処    :ひととせの箱庭(最近は花影庵で寝起きしている)
特徴    :
由来    :
その他   :

明彦とは兄弟で弟。元々は崩れる前の幽世に明彦と共に棲んでいた。植物学者で気符師。植物を観察するのが好きで観察の時に絵も描く。狸・亀・二匹の蛇・魚・蛙・耳が長い獣のような生物……いろいろな姿を持つ精霊がただよう花影庵でのんびり過ごして棲んでいる。

ひととせの箱庭で兄と棲んでいるのだが、植物の観察や蒐集をする場所が欲しくて花影庵を建てた。
ただ最近では花影庵で寝起きする事が多くなって居るので、兄である明彦は「今では此方(ひととせの箱庭)が縁彦の秘密基地のようだ」と苦笑を浮かべる事もしばしば。
秘密基地であったはずの花影庵に居る事が多いだけでひととせの箱庭にも帰ってはいるし、双子の狼達とも仲が良い。

人と狼の子。人の世に置いておくと狩られてしまう可能性が出てしまったので幼い頃に両親が隠世に移ったマカミさんに預けた。亜人のような人に獣の要素が入る姿にはならない。狼化する時は完全な狼の姿に。

四ケ谷橋さん /ヨツガハシ

 

身長    :
一人称   :
年齢    :
好きなもの :
嫌いなもの :
分類    :人
住処    :
特徴    :
由来    :
その他   :

元々はコトヒト世界の住人で、縁彦が花影庵に棲み始めてから長い時が経った時に隠世に迷い込んできた人。道で干からびていたのを縁彦が見かけて声を掛けた。

多忙も多忙で相当疲れていたらしくまだ20代後半~30代前半程の男性なのだが、最初に縁彦が声を掛けた時はがたいは良いが無精髭で誰が見ても疲労が見えるさびれたおっさんという風貌だった。だが、隠世で心労が取れたのか童心に帰ったかのように生き生きとしだして今では年齢通りの姿にはなった。

当初はとても驚いていたが、順応力が高いのか好奇心が強いのかウキウキと隠世を楽しみだしたし、両親はすでに他界しており、又隠世に心引かれたらしいので「棲んでみては?」と隠世に棲む事を提案をしてみると即決する勢いで棲むことを決めていた。そしてなぜか花影庵の近くに越してきた。行動力が高いのか、度々縁彦の元へ訪れては「あれは何だ?」「これはなんだ?」と聞いてくるし連れていかれる事も多々。最近では隠世で見聞きしたり感じたりした事を備忘録としてつけているらしい。

マカミさん

 

身長    :
一人称   :
年齢    :
好きなもの :
嫌いなもの :
分類    :人じゃない者
住処    :深山
特徴    :
由来    :真神/マカミ。
その他   :

狼一族の長で、明彦と縁彦の元主神。三神(みかみ)さんとも呼ばれてる。
元々幽世に棲んでおり、今は深山一帯の箱の管理をしながら沢山の狼達共に別世界と隠世に棲んでいる。

双子の狼は明彦と縁彦の二人の後にマカミさんの元に居たが、ある程度学んだのちに今度は外で学ぶ為明彦の元へ預けた。
シオンはこの者の噂を聞いた事があり、頼る為に隠世まで来たがアマネの方に迷い込んだ。マシロさんとは古い知人。

双子の狼

 

夜光 /◆◆

身長    :
一人称   :
年齢    :
好きなもの :
嫌いなもの :
分類    :人じゃない者
住処    :縁の庭
特徴    :
由来    :
その他   :

朝陽 /◇◆

身長    :155㎝
一人称   :
年齢    :
好きなもの :
嫌いなもの :
分類    :人じゃない者
住処    :縁の庭
特徴    :
由来    :
その他   :

双子の狼で箱庭堂で店員をしている。
幼い頃に親を亡くし、燈ノ兄弟と同様にマカミさんの所で仕え学んでいたが、今度は外を学ぶ為に明彦の所に預けられた。

ひととせの箱庭に暮らしながら、箱庭堂では自分達の力を生かしてみたいと働いてみる事に。
気符師の兄の方は何時も眠そうにしてはいるが仕事はちゃんとやる。妹は何かを作るのが好き。姿が見えない店主に代わり交代で店番をしながら、箱庭堂でのんびりと商っている。

亜人のような人に獣の要素が入る姿にはならない。狼化する時は完全な狼の姿に。
箱庭堂の不思議な箱には「物語」の気符が書かれており、外の箱は妹が、気符は兄が作っている。

 ◆マチカケルヒト

マチカケルヒト

  鉱物達の杜

鉱物であふれている世界。

鉱物達がふよふよしている。

+ + +

鉱物達の杜

人形と箱庭。鉱物達がふよふよしている。

※含まれる要素:微GL

+ + +
+ + +

桜花〈 Ouka 〉

 

身長    :160cm
一人称   :私
年齢    :
好きなもの :マリア、潜ること
嫌いなもの :ヨークト
分類    :人に近い姿をした何か
住処    :水槽庭園アトリエ
特徴    :茶の髪、黄緑の瞳
由来    :
その他   :


べレア人形。
人形なので息継ぎが必要なく、よく庭園で潜って鉱物達と遊んでる。修繕中の姉が居る。

「マリア好き!」

 ◆キミトコトナルヒト

キミトコトナルヒト

人とは違った者達が存在し生活する。
人間は残酷だ。多様性を謳うくせに「多様」を蔑ろにする。

そのせいで目に見える「多様性」が生まれてしまった。
そんな世界のお話。

+ + +

カガチとクチナワさん

 

臘月荘一帯の自称土地神。
場所の信仰や管理をしてもらうためサナトリウムを改装し、そこに住む者達を探していた。

元は朽名が切った髪から生まれた蛇。
普段は四匹の蛇に分かれているが、住人と対話するときや土地神として動く時などは人に近い姿になる。最終的にそこに誰が住むかは二人が決める。

猫目が壁をぶち破った時は大笑いしていた。

  You know what?

You know what?

サナトリウムに住む者たち。

+ + +
+ + +

猫目〈 Nekome 〉

 

身長    :182㎝
一人称   :私
年齢    :
好きなもの :あっちこっち見て周る
嫌いなもの :
分類    :人じゃない者
住処    :朧月荘
特徴    :一つ目の猫
由来    :
その他   :


コトヒトさん。
猫のような姿をした一つ目。片目なのはサナトリウムに残されていた片目の外れた白い猫のぬいぐるみから生まれたため。猫の姿にもなるが、曖昧なこの姿のほうが気に入っているらしい。改装したサナトリウムに暮らしてる。

祐樹〈 Yūki 〉

 

身長    :173㎝
一人称   :俺
年齢    :
好きなもの :お茶
嫌いなもの :
分類    :人
住処    :朧月荘
特徴    :赤い髪、緑の瞳
由来    :
その他   :


事故で両親を亡くし、左腕も失う。
偽善的で心配してるように言ってくる人達。悪気もなくそうしてくる人達。裏なんてなくただ心配してくれる人達。言いようのない表現のしにくい気持ちが重荷になってうんざりし、逃げ場所を探していた時に世から捨てられたサナトリウムを見つけた。死にたいわけでも、特別生きていたいわけでもなく、日々をただぼんやりと無気力に生きていた。素直になれない一面がある。

朧月荘「三人の変わり者」に評されました。

  「   」

「   」

抑えても抑えても。それが覗く。

※含まれる要素:BL・人×人外・疑似カニバ・欠損表現・R-18

+ + +
+ + +

ナナシ〈 Nanashi 〉

 

身長    :154㎝(来たばかりの頃:135㎝)
一人称   :僕
年齢    :12~14

      (朧月荘に来たのは12の時。正直蜥蜴だという事を考えるともっと上の可能性もある)
好きなもの :お菓子、本、ヨト、とかげくんぬい
嫌いなもの :ひとりぼっち
分類    :人に近い姿をした何か
住処    :朧月荘
特徴    :薄茶の髪、青と黄色のオッドアイ
由来    :名無しから
その他   :

小柄な蜥蜴少年。コトヒトさん。寂しがり屋。
蜥蜴の時に衰弱し、10年間眠っていたらいつの間にかコトヒトになっていた。今まで名前を貰った事が無く、名乗る名前が無かった為、ヨトに「ナナシ」と呼ばれるようになる。

トカゲの性質なのか人の姿の時に手足がぽろっととれちゃう事があるが、食事をちゃんと取れば手や足が欠けても元に戻るので大丈夫。どろりとした黒い液から尻尾をつくる事も(びっくりしたり気持ちいいと出ちゃう事もある)。
血液というものは無いが、とれた手足等は暫くすると黒い液体になって蒸発したように消えていく。ヨトの元に来たときは手足がなかったが沢山食事をとった事で元に戻った。外で手足が欠けても何か食べれば元に戻るので携帯食を持ち歩いている。

衣食住の代わりに家の事をやったり仕事の手伝いをしたり、偶に着せ替えられたりしてる(主に夕霧とヨトに)。来た当初は純真なのか素直なのか言われた事をそのまま受け取る事が多々あった。ヨトの部屋にある本棚を漁ったり、最近は図書館へ行ったりも。本を作る仕事に興味を持ち始めている。

トカゲの頃(2年)に衰弱し10年眠りに就いて、気づいたらコトヒトになっていた。存在した年数だけなら12歳(もしかしたら蜥蜴の年齢を人に換算したら30~40くらい?ヨトよりずっと上かもしれないな……)。
見た目が小さいので一見精神も子供に寄っていると思いきや(小柄だから余計にそう見える)、朧月荘に始めて来た時から数年後には本や何か興味がある物に対してスイッチが入ると研究者のようにじっと考え始めるし、ヨトと議論の様に話し出す事があるから初めてそれを見た者は驚いたりする。(一見すると小中学生くらいに見える子が大学生ばり、時には研究者の様な議論しだしているから)
朧月荘に来てから2年後くらいにはそれが見え始めている。

​お気に入りはヨトから貰ったとかげくんぬい。

好きなお菓子はプリン・チーズケーキ・クッキー(ヨトが最初にくれたお菓子)。

ヨト 〈 Yoto 〉

 

身長    :178㎝
一人称   :俺
年齢    :22
好きなもの :本、ナナシ
嫌いなもの :締め切り
分類    :人
住処    :朧月荘
特徴    :黒髪、黒目、目隠れ
由来    :
その他   :

作家。めんどくさがりだが面倒見はいい。表にはあまり出さないが割とむっつりすけべ。腐れ縁の一つ目猫に「拾った」と言われ蜥蜴を押し付けられる。

学生の頃に衝動に気づき、愛しい者を食べたくなる食人願望で悩んでいた。人を避け、関わらない様に朧月荘に住み始めてからは衝動は抑えられていたが……?

編集担当のメリアさんによく怒られている。
打ちあわせがある時はそこそこしっかりしてるが、普段は気を使わない。少し外を出るくらいならサンダルで出かける事もある。
「なんでスーツで来るんですか?」とメリアさんに聞かれた時、「服の組み合わせを考えるのが面倒、最初から固定しとけば楽」と答えたらしい。
学生の頃はモテたらしい(風の噂)が、もしこれをナナシが聞いたら「へー(それよりお菓子)」で終る。その横でそんな噂どうでもよかったのにナナシの反応で(え……?もっと反応してよ)となる。ただしやさぐれていたので大体周りは遠巻きだったらしい(噂)。

朧月荘「三人の変わり者」に評されました。

メリア 〈 Meria 〉

 

身長    :
一人称   :私
年齢    :27
好きなもの :かわいいもの、本
嫌いなもの :まともに話を聞かない人間、刺激臭
分類    :人
住処    :神山町
特徴    :
由来    :
その他   :

ヨトの担当さん。めんどくさがりながらなんだかんだ締め切りは守るので作家としては信頼している。よくナナシにお菓子を持ってくる。怒ると怖い。

  わるいこよいこ

わるいこよいこ

先生と鬼さん。

※含まれる要素:BL・人×人外・R-18

+ + +
+ + +

夕霧〈 Yūgiri 〉

 

身長    :165㎝
一人称   :僕
年齢    :存在した年数だけなら四年
好きなもの :高郷、えっちなこと、苺
嫌いなもの :孤独
分類    :人に近い姿をした何か
住処    :朧月荘
特徴    :桃色の髪、朱色の瞳、角持ち
由来    :
その他   :

コトヒトさんで二つ目の鬼。次男。
いらないと言われた子供から生まれた。上に三つ目「食」、下に一つ目で「睡」の兄弟がいる。高郷に対する「先生」呼びは気分で言ってる。

サナトリウムに住む角の生えたえっちな鬼ーさん。触手・ストリップ、出張プレイといろいろこなすウリ専のボーイ。兄弟達と違って、人の姿に角だけ生えた自分は中途半端な存在なのではと思っている。

高郷と「仲良く」なった後は仕事を辞め、ネイルの資格を取る勉強を始めた。

高郷 蛍〈 Takasato kei 〉

 

身長    :178㎝
一人称   :俺
年齢    :28
好きなもの :珈琲
嫌いなもの :騒音にしかならない煩い場所
分類    :人
住処    :朧月荘
特徴    :黒に近い濃茶の髪、黒い瞳、左口元にほくろ
由来    :
その他   :

夕霧の隣人。新しく朧月荘(サナトリウム)に入ってきた人間の入居者。教師。
人間の入居者は珍しいので、祐樹、ヨトと並んで「変わり者」とサナトリウムのコトヒト達から言われている。祐樹、ヨトと比べたら至って普通の人間だったが夕霧から目が離せなくなった。

真面目な性格で、夕霧の行動に戸惑う事が多い。「仲良く」なる前までは「高郷さん」、その後は「蛍」呼び。気分で「先生」呼びしてくる事も……。その後は一緒の部屋に住む事にした。

朧月荘「三人の変わり者」に評されました。

朝霧〈 Asagiri 〉

 

身長    :185㎝
一人称   :私
年齢    :存在した年数だけなら四年
好きなもの :食事
嫌いなもの :
分類    :人に近い姿をした何か
住処    :朧月荘
特徴    :薄水色の髪、朱色の瞳、角持ち、三つ目
由来    :
その他   :

コトヒトさんで三つ目の背の高い鬼。長男。臘月荘の管理を任されている。責任感が強い。
いらないと言われた子供から生まれた。下に二つ目の弟と一つ目の弟がいる。

こう見えて大ぐらい。料理が得意で家庭菜園とかもしており、住人たちの食事を作る事も多々。スーパーの半額とかに夕霧を引っ張っていく事も。そっけなさそうに見えてちゃんと兄弟の事は心配している。

普段は温厚なほうだが、猫目が部屋の壁をぶち抜いたときはさすがに怒った。(なお持ち主のクチナワ・カガチは大笑いしていた。)

夜霧〈 Yogiri 〉

 

身長    :146㎝
一人称   :僕
年齢    :存在した年数だけなら四年
好きなもの :眠る事
嫌いなもの :
分類    :人に近い姿をした何か
住処    :朧月荘
特徴    :緑の髪、朱色の瞳、角持ち、一つ目
由来    :
その他   :

コトヒトさんで一つ目の鬼。三男。
いらないと言われた子供から生まれた。上に三つ目の兄と二つ目の兄がいる。

睡眠をとる事が多く、リーアやナナシとよく一緒に遊んでいる。公園で一人の女の子に会う。

  Botanical

Botanical

死者と植物。

植物だらけの廃墟の様な家で暮らす少女。

だが住んでいるのは少女だけではないようだ。

※含まれる要素:NL・人外×人(異種婚姻譚)・異種姦、R-18

+ + +
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スイ〈 Sui 〉

 

身長    :
一人称   :私
年齢    :
好きなもの :カズラ、家の植物達、林檎
嫌いなもの :
分類    :一応人
住処    :植物だらけの廃墟の様な家
特徴    :黒髪、長髪。くせっけ。
由来    :命の水
その他   :

両親に放棄され、世から忘れられた少女。カズラは同居人で家族。

幼い頃に死にかけ、それを拾い上げたのは人ではなかった。食事はカズラから〝貰う〟事で生きながらえている。普通の食事も食べられる事には食べられるが、カズラから貰う蜜がないと生きられない。

ひかえめでおとなしい性格。のんびりゆったりしていて他の人よりもテンポが一拍子遅い。
幼い頃から家を出る事が少なく、世間知らずでもある。人見知りで親しくない相手の前では無表情になる事が多く、珍しく外へ出てもカズラの後ろに隠れるかひっついている事も多い。


黒く長い髪によく赤色の細いリボンの髪留めをしている。林檎が好き。

カズラ〈 Kazura 〉

 身長    :
一人称   :
年齢    :
好きなもの :スイ、水
嫌いなもの :
分類    :人じゃない者
住処    :植物だらけの廃墟の様な家
特徴    :
由来    :
テイカカズラ(「依存」「 優雅」「優美な女性」「爽やかな笑顔」)。

       テイカカズラ(定家葛)は日本原産のつる性常緑低木。

その他   :

スイの同居人さんで家族。蔓性のコトヒトさん。植物だらけの廃墟の様な家の持ち主。


この家に住んでいた人間が亡くなる際に付近にあったテイカカズラと混ざって溶けてコトヒトになった。廃墟だと勘違いしたスイの両親が此処に幼いスイを放棄した事で面倒を見始る事に。カズラ本人は不服ではあるが、スイが自分がいないと生きられないのが嬉しくある。

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