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ようこそ旅人さん。新しい門出に一足いかが?

ん、新しい旅人さんか?いらっしゃい。ここから旅立つんだね。

君の中にある記憶を一つもらうことになるけれど、お客さんの世界旅行にぴったりの靴を見繕おう。

山を越えても川を渡っても、一緒に歩いてくれる靴をね。


…静かに眠りに就ける場所へ行きたいのか。絶え間なく争う声が聞こえるところで生まれたのか。

じゃあこの靴はどうだ?この靴なら歩いても寄り添い、共に休息を過ごしてくれる。

これにするか?じゃあ、このカミツレはおまけに付けといてあげるよ。眠る前に手元に置くといい。


それでは旅人さん良い世界旅行を。望み生まれる場所へ辿り着けるいいな。






なぁ、ソムヌス。あの子はどんな世界へ往くのだろうな。

人は争う事を忘れないから、望む場所へ辿りつけるといいんだが。




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